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三浦とし子議会報告
令和元年9月定例会 警察常任委員会 令和元年11月13日
大阪府議会議事録より転載

◆(三浦寿子君) おはようございます。私からは三点質問させていただきます。  まず初めに、防犯ボランティアと連携した安全なまちづくりの推進ということで、平成三十年度の決算概要等報告書を見ますと、十五ページに事業の成果として、「自治体、事業者、地域住民の皆さん等と一体となったオール大阪体制で、安全なまちづくりに取り組んだ」と掲載されております。安全なまちづくりを推進し、子どもや女性、高齢者を犯罪の被害から守っていくためには、防犯ボランティアの皆様と連携した防犯活動が非常に重要ではないかと考えます。  そこで、まず大阪府下における防犯ボランティアの現状についてお伺いします。 

 生活安全部長(高木久君) ◎生活安全部長(高木久君) 平成三十年末におきます大阪府下の防犯ボランティアは、団体数が約千八百団体、構成員数が約十八万人と、ここ数年、ほぼ横ばいの状態で推移をしております。  防犯ボランティアの皆様には、子どもの安全見守り活動や青色防犯パトロール、特殊詐欺被害防止に向けた高齢者への声かけ等、さまざまな自主防犯活動に取り組んでいただいております。 

 (三浦寿子君) ◆(三浦寿子君) 大阪府下の犯罪情勢は、刑法犯認知件数が年々減少するなど、着実に改善傾向を示しているところではありますが、犯罪の起きにくい安全なまちづくりをさらに推し進めていくには、多くの防犯ボランティアの皆様に各種防犯活動をより積極的に行っていただくことはもとより、警察、自治体、事業者、地域住民の皆様が一層連携を強化していくことが必要不可欠であると考えます。  そこで、大阪府警察で取り組まれている防犯ボランティアの拡充と活動の活性化に向けた取り組みについてお伺いします。

   生活安全部長(高木久君) ◎生活安全部長(高木久君) 大学生等の若い世代や自営業者、会社員等の現役世代に対し、防犯活動への新規参加を働きかける一方で、防犯ボランティアの皆様にやりがいや達成感を感じていただけるよう、警察との合同パトロールや日ごろの地道な活動に対しての感謝状の贈呈等を行っております。  また、一人でも多くの方々に無理なく防犯活動に取り組んでいただけるよう、買い物、水やり、犬の散歩等の日常生活や事業活動を行いながらまちを見守る、いわゆるながら見守り活動の普及促進にも努めております。  とりわけ、最近では、大阪ランニングパトロールと称して、自治体、事業者、地域住民の皆様が一体となり、府下のさまざまな地区でランニングをしながら見守りを行う取り組みを進めております。  今後も、引き続き自治体、事業者、地域住民の皆様との連携のもと、防犯ボランティアの拡充を図るとともに、その活動の活性化に向け取り組んでまいります。 

 (三浦寿子君) ◆(三浦寿子君) 防犯ボランティアの数が横ばいということなんですけれども、さまざまなながら防犯活動ということで、そういう多くの府民の皆様に参加していただくことによって地域を見ていただくというか、本当にそこが大事なことなので、これからも拡充に向けて頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、少年サポートセンターの取り組みについてお伺いします。  実は私、高校の先生から、最近の女子高生は、居場所がなくて、まちを徘回する傾向が多いということを伺いました。そういう女子高生や若い女性が、家庭とか友達、相談相手がいないために、ネットで居場所を求める等しながら自分の居場所を求めて、そのネットでひっかかった人に、そこに行くことによって被害を受けるとか、そういうことが大きな課題となっているということをすごく聞きました。  特に女子高生とかは、そういう性的な産業に結びついていく可能性が高いのではないかということを高校の先生から聞いて、これは福祉のほうでもこういった若い女性の居場所を求める、そういった子どもたちとか青少年の対策というのは本当に大事ではないかと。東京では、そういったボランティア活動をする団体もしっかりいらっしゃいます。そこは大阪としても、いらっしゃる割には、ちょっとまだまだ課題があるということを伺っております。  そういった中で、このサポートセンターの大阪府警の位置づけというか、まちでの補導の活動をされておりますので、事業をされていますので、そういったことが大変重要ではないかということで、今回この決算も含めまして、ちょっと質問したいというふうな経過で質問させていただきます。  平成三十年度の決算概要等報告書の十八ページに、三十年中の刑法犯少年の検挙・補導人員が記載されておりますが、罪種別、学職別それぞれの総数としては減少傾向を示しています。しかしながら、罪種別では凶悪犯がわずかではありますが前年より増加しており、また、昨今の新聞報道等で少年による犯罪の記事を見る限り、以前にも増して犯罪の内容は悪質化しているのではないかといった印象を受けております。  そこで、平成三十年中における大阪府下の少年非行情勢とその特徴についてお伺いします。 

 生活安全部長(高木久君) ◎生活安全部長(高木久君) 平成三十年中に刑法の罪により検挙・補導された刑法犯少年は二千八百四人で、前年と比較して一割程度減少しているものの、東京に次いで全国で二番目に多い人数となっております。  委員お示しの凶悪犯につきましては、殺人、強盗、放火及び強制性交等の四罪種の総数を示すもので、昨年の検挙・補導人員は、前年と比較して九人の増加となっておりますが、過去十年の推移を見ますと、おおむね百人前後の横ばいで推移をしております。  また、ひったくりにつきましては、十年前の検挙・補導人員は百八十四人であったものが、昨年は三十六人、路上強盗は七十人が二十六人へと大きく減少しており、大阪の少年非行は改善傾向にあるものと認識をしております。  次に、府下の少年非行の特徴としましては、平成三十年中の刑法犯少年のうち、過去に何らかの非行により検挙・補導されたことのある少年の割合であります再非行者率が高いということが挙げられます。再非行者率の全国平均が二九・九%であるのに対し、府下においては、それを九・一ポイント上回る三九・〇%となっております。 

 (三浦寿子君) ◆(三浦寿子君) 今お示しの数字で、凶悪犯が百人前後ということで、やっぱりこれは決して少ない数字ではないのではないかと思っております。また、再犯率が全国を上回るポイントと聞きまして、やはりそこが本当に、再非行少年、これにどう対応するかが大事な課題かなと思いました。  新たな被害者を生まないためにも、犯罪を犯してしまった少年が過ちを悔い改め、その立ち直りを支援し、再び非行を繰り返すという悪循環に陥らないようにしていくことが本当に重要ではないかと感じております。  大阪府警察においては、主に少年サポートセンターが中心となり、非行少年の再非行防止に向けた取り組みを行っていると伺っておりますが、少年サポートセンターの概要についてお伺いします。  また、先ほどお伝えしましたように、女性というか、女子高生とか、そういう青少年がやはり徘回しているということをよく伺いますので、その対応については、やっぱり女性職員による対応が好ましいのではないかと思いますが、女性職員の配置状況についてもお伺いします。 

 生活安全部長(高木久君) ◎生活安全部長(高木久君) 少年サポートセンターでは、非行防止活動の拠点として、府下十カ所に設置をしております。各センターには、警察官のほか、公認心理師等の資格を有する少年補導職員を配置しており、大阪府や教育長とも連携協働して、少年の健全育成に向けた各種活動を行っております。  また、各センターには女性の警察官または女性補導職員を配置しており、対象少年が女性の場合には、これらの者等が対応することとしております。 

 (三浦寿子君) ◆(三浦寿子君) 少年サポートセンターで実施している非行少年の再非行防止に向けた取り組みについてお伺いします。 

 生活安全部長(高木久君) ◎生活安全部長(高木久君) 少年サポートセンターでは、非行少年として取り扱った少年の立ち直りを支援する活動を行っております。  まず、公認心理師等の資格を持つ少年補導職員による、心理テストに基づく非行少年等に対する適切な指導についてであります。  具体的には、少年の性格や考え方の特性のほか、知的能力を多面的に把握する心理テスト、また保護者に対しては、親子の関係性や性格を分析する心理テストを行い、少年の特性に応じた継続的な面接指導と保護者への家庭内における指導のあり方などについて、必要な助言指導を行っております。  また、大阪府内の自治体や関係機関、地域のボランティアの方々と連携した農業体験等への参加による少年の居場所づくりや、清掃活動等の社会貢献活動への参加による規範意識の醸成にも努めております。  今後とも、関係機関や地域の皆様とも連携し、少年の再非行防止や健全育成を図るための各種取り組みを推進してまいります。 

 (三浦寿子君) ◆(三浦寿子君) ありがとうございます。  「少年サポートセンターだより」というのをちょっとネットで見ました。育成支援室が発行されているものです。本当にさまざまな体験学習とか、また小学校に出向いての子どもたちへの実際に犯罪を犯してはいけないというような児童劇というか、人形劇みたいなのもしていただいて、それは講師の人とか先生方を対象にもされていると伺っております。本当にサポートセンターの役割の重要さがこのセンターだよりを見ているとわかりました。  やはり大阪府の育成支援室、これは立ち直りの支援活動を主にされていますが、そこにどうつなぐか、これがやっぱり私は大変重要な課題だと思います。そこは、やはり大阪府警の役割として、少年育成室が担うものではないかというふうに思っております。  本当にさまざまな団体とかボランティアに協力していただきながらの少年サポートセンターの事業ではないかと思いますが、まずはそこにどうつなぐかという大阪府警としての役割は大変重要な課題だと思っておりますので、今後とも大阪の青少年の育成のためにも、また御尽力いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、最後ですが、災害における信号機の修繕についてお伺いします。  昨年九月に近畿を直撃した台風第二十一号は、府下の信号機や標識等の交通安全施設に大きな被害をもたらしました。当時、私自身も、吹田市内を中心に被害状況を確認してまいりますと、交通安全施設の中で特に被害を受けていると感じたものに信号機があり、暴風を原因とした停電による滅灯、また方向ぶれなどが多数発生しておりました。また、信号機のこういう滅灯により、交通渋滞も本当に大きく、幹線道路でも渋滞をしている状況がありました。  信号機は、交通の安全や府下の経済活動にも大きく影響するものであり、今後もこのような大きな台風が大阪を直撃し、交通安全施設に被害があった場合には、信号機を早期に復旧させることが大変重要であると考えます。  そこでまず、当時、昨年の台風第二十一号による府下の交通障害の状況及び修繕費についてお伺いします。 

 交通部長(冨田朝昭君) ◎交通部長(冨田朝昭君) 現在、府下では、信号機が約一万二千交差点に整備されておりますが、昨年の台風第二十一号によって信号機が倒壊した交差点は八交差点、停電等により滅灯した交差点は七百八十五交差点でありました。  また、灯火の方向が変わる、いわゆる方向ぶれなどが発生した交差点は、四千四百二十八交差点でありました。  次に、これらを含めた信号機の修繕に費やした修繕費の総額は、約五億一千万円でありました。 

 (三浦寿子君) ◆(三浦寿子君) 大阪府警察が台風第二十一号により倒壊や滅灯、方向ぶれした信号交差点に対して、交通整理や普及活動に全力で対応していただいたとお伺いしております。  そこで、大阪府警察が滅灯等した信号交差点に対して行った対策についてお伺いいたします。 

 交通部長(冨田朝昭君) ◎交通部長(冨田朝昭君) 事前に、台風が大阪に近づく前から万一の被害を想定し、早期復旧を目的として、修理業者の体制を増強して待機させ、台風通過後、方向ぶれの信号機等のうち、幹線道路や通学路など、交通流や交通の安全などを考慮して、優先度の高い路線から復旧を進めたところであります。  また、倒壊や滅灯した信号交差点のうち、交通量の多い主要幹線道路などの交差点には直ちに警察官を配置し、交通整理を実施いたしました。  なお、復旧作業を進める一方で、府民の方々に対する被害状況の周知のために、通行どめや渋滞の状況などを日本道路交通情報センターに情報を逐次提供し、テレビ、ラジオなどを通じて広報を実施したところであります。 

 (三浦寿子君) ◆(三浦寿子君) 信号機が倒壊や滅灯した交差点において、警察の皆様には、長時間、交通整理に当たっていただきました。手信号等によるなど、私も久々に手信号による交通整理をしていただいているのを見て、こういう災害が起こったら、日常の業務以外に、警察の皆さんも動員されて、大変御苦労だなということを改めて感じたところでございます。  本当にさまざまな業務を抱えられ、また、きっと交通信号以外に電話での問い合わせ等も殺到したのではないかと。そういうさまざまな対応に大変苦慮されたことと思っております。  災害などで停電した際の備えとして、特に信号機に独自に電源を供給できる信号機電源付加装置を整備している交差点があると聞いております。これは、停電時の交通事故のリスクを低減することに大変有効であると思います。我が会派としても、これまでも要望において、予備電源としての信号機の電源付加装置の整備を推進してほしいということで言ってまいりました。  そこで、信号機電源付加装置の整備状況についてお伺いいたします。

 交通部長(冨田朝昭君) ◎交通部長(冨田朝昭君) 災害等が発生し、停電した場合でも信号機の機能を維持する信号機電源付加装置を主要交差点に整備しております。  信号機電源付加装置には、発動発電式、リチウム電池式の二種類の自動起動式があり、停電の際に自動的に電源を供給し、信号機の機能を維持するようになっております。  平成三十年度末、府下における信号機電源付加装置の整備状況につきましては、発動発電式が二百五十四交差点、リチウム電池式が七十一交差点の合計三百二十五交差点となっております。  今後も、信号機電源付加装置の計画的な整備更新を行っていくこととしております

 (三浦寿子君) ◆(三浦寿子君) ぜひ推進をしていただきたいんですけれども、大変高額ということも伺っております。どこでどう発生するかはわかりませんけれども、着実に、できるだけ主要幹線等、整備をしていただきたいと思います。  昨年の台風第二十一号による大規模な停電により、信号機が滅灯したことで、府民の生活に大変混乱を来したことから、信号機が道路交通の安全と円滑の確保に大きな役割があることを改めて実感しました。  今後も、引き続き大規模災害等の停電に備え、信号機電源付加装置の整備に必要な予算を確保し、府民のために整備を進めていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。  以上で私の質問は終わります。