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平成27年10月22日 定例会環境農林水産常任委員会 |
大阪府議会議事録より転載 |
○委員長(やまのは創君) 次に、三浦寿子委員を指名いたします。三浦委員。 ◆(三浦寿子君) 公明党大阪府会議員団の三浦寿子でございます。 本委員会に付託されております諸議案について、我が会派の意見と態度を申し述べます。 第二十一号議案 大阪府森林の有する公益的機能を維持増進するための環境の整備に係る個人の府民税の税率の特例に関する条例制定の件につきましては、近年の局地的な集中豪雨等による自然災害から府民の命と財産を守るため、緊急かつ集中的に森林保全を実施することが急務となっていることから、財源を安定的に確保するという必要性があり、提案されていることは理解しております。 しかし、府民の命、財産を守るために、厳しい財政状況からやむを得ないとはいえ、府民の皆様に新たな御負担を求めることになる以上、広くその意義を理解していただくことが必要であります。 また、それ以上に、納めた森林環境税がどのように活用されているのか、府民の皆様にしっかり説明し、納めた税が生かされていると感じていただけるように広報していくことが大切です。つまり、使途の見える化を図ることが重要だと考えます。 森林環境税は使途を森林保全施策に絞られておりますが、ヒートアイランド現象といった課題や都市魅力の向上を考えると、都市緑化施策についても取り組む必要があります。そのためにも、既存の財源だけではなく、みどり基金の活用やクラウドファンディング等新たな民間資金等の活用を含め、早急な対策を検討され、実施されたい。 また、森林環境税を財源とする事業については透明性が求められるので、しっかりとした事業計画に基づき、府が主体性を持って実施するとともに、毎年度、府民への説明責任を果たすべきであると考えています。 可決されましたら、これらの旨を附帯決議に付したいと考えておりますので、その折は御理解賜りますようお願いいたします。 以上、申し述べましたが、本委員会に付託されております諸議案については全て賛成であることを表明し、我が会派の意見開陳といたします。御清聴ありがとうございました。 ○委員長(やまのは創君) 以上で意見の開陳は終わりました。 ○委員長(やまのは創君) これより議案を採決いたします。 付託議案一覧表は、お手元に配付いたしておきましたので、御参照願います。 △(イメージ)付託議案一覧表 ○委員長(やまのは創君) これより議案第一号中関係事項、第十五号、第二十一号、第三十四号及び第四十六号から第四十八号までの七件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。以上の議案は、原案のとおり決定することに御異議ございませんでしょうか。 (「異議なし」「異議なし」) ○委員長(やまのは創君) 異議なしと認めます。よって、以上の議案七件は、原案のとおり可決されました。 ◆(三浦寿子君) ただいま議決されました第二十一号議案に対し、次の附帯決議を付されるよう、公明党・自民党所属委員五名の連名により動議を提出いたします。 附帯決議案を朗読いたします。 附帯決議(案) 平成二十七年九月定例会に提出の第二十一号議案 大阪府森林の有する公益的機能を維持増進するための環境の整備に係る個人の府民税の税率の特例に関する条例制定の件については、知事及び執行機関は、次の点に留意すること。 一、森林環境税を財源として実施する事業については、事業計画の策定を行い、大阪府森林環境整備事業評価審議会に、毎年度、報告するとともに、府民への説明責任を果たすこと。 二、林業事業体任せではなく、府が主体性を持って、事業の進捗に努めること。 三、府民の命を守るため、ヒートアイランド現象対策としての都市緑化施策については、森林環境税以外の財源により取り組みを進めること。 以上でございます。 ○委員長(やまのは創君) ただいま三浦委員外四名から第二十一号議案に対し附帯決議を求める動議が提出されましたので、本動議について起立により採決いたします。 本動議のとおり決定することに賛成の方は、御起立願います。 (賛成者起立) ○委員長(やまのは創君) 起立多数であります。よって、第二十一号議案にただいまの附帯決議を付することに決定いたしました。 ○委員長(やまのは創君) 以上をもちまして本委員会の議事は全て終了いたしました。 |